沖縄県は11日、新たに新型コロナウイルスに10歳未満から70代の男女36人が感染したと発表した。30人台に増えるのは8日以来、3日ぶり。累計は3597人になった。
感染の現状や今後の見通しについて、県の糸数公保健衛生統括監は市中感染の可能性が高い状況は続いているとして「会食でうつるケースが多い。県外で感染が広まっており、県内も遅れて影響を受ける可能性がある」との認識を示した。
感染経路が分からない調査中は21人。特定できた15人のうち家族感染が10人、会食飲食関係が3人、職場が2人だった。
直近1週間(4~10日)の人口10万人あたりの新規感染者数は11・6人で全国2番目に多い。最多は北海道の19・34人、3番目以下は大阪(11・5人)、東京(11・2人)、愛知(7・88人)だった。
在沖米軍関係では新たな感染は確認されなかった。