[胃心地いいね](601)那覇市仲井真「鰻屋 兆」

鰻重の特上(税込み3千円)。ひつまぶし(特上・税込み3700円、上・2700円)も人気

関東風のウナギ料理を提供する「鰻屋 兆」の喜納健児さん(右)、順子さん=9日、那覇市仲井真

鰻重の特上(税込み3千円)。ひつまぶし(特上・税込み3700円、上・2700円)も人気 関東風のウナギ料理を提供する「鰻屋 兆」の喜納健児さん(右)、順子さん=9日、那覇市仲井真

 ウナギ好きが高じて、2017年12月に「鰻(うなぎ)屋 兆」を開いた。福岡県久留米市出身のオーナー喜納健児さん(54)が好む、1度蒸すことでふっくら柔らかく仕上げる関東風のウナギ料理が堪能できる。

 以前、人材派遣の仕事で全国を飛び回っていたため、各地でウナギ料理を食べてきた。沖縄に住んでからも、ウナギを食べに県外へ行くほどの愛好家。出身の久留米市もウナギ料理が盛んで、有名なせいろ蒸しは、関東や名古屋のように柔らかい仕上がりになるのが特徴という。

 温暖な気候と海好きで「いつかは沖縄に」との念願かなえ、10年に石垣島へ移住。その後、娘の高校進学を機に17年に本島へ移った。石垣も含め、沖縄でウナギ料理が食べられる店が少ないと感じ、「県内でも好きなウナギを食べたい」との思いが店を始めるきっかけになった。

 養殖から卸まで手掛ける県外の専門店からウナギを仕入れる。店舗上階が一般住宅のため、調理時の煙をほとんど出さないよう、仕上げ焼き以外は専門店で下準備されている。少し甘めのタレも別の専門店から店用の配合で取り寄せる。調理場に立つ妻順子さん(52)が店主を務め、夜の部は大学1年生の娘も手伝う。

 地元の客や観光客、お年寄りも多いため、掘りごたつの席もフラットなバリアフリーにする予定だ。インバウンド対象の観光バス会社に勤務する喜納さんは、コロナ禍が落ち着くころには、店にも海外観光客を取り込めるよう計画を練っている。「誰もがウナギ料理を食べられる店に」と話した。(那覇担当・勝浦大輔)

 【お店データ】那覇市仲井真1番地 コーポ喜楽1階。営業時間は午前11時~午後3時、午後5~10時。水曜日定休。駐車場あり。電話098(834)0588。※14~16日は臨時休業。