那覇市内で12日、アパートや店舗で火災が相次いだ。午後2時半ごろ、曙1丁目の6階建てアパートで「黒煙が上がっている」と付近住民から119番通報があった。那覇署や那覇市消防局によると、3階の1室から出火し、住人の男性(43)が心肺停止で救急搬送され、死亡が確認された。男性は兄弟と4人暮らしで、出火当時は部屋に1人でいたという。

那覇市曙1丁目のビル出火

 周辺は騒然となり、現場に面した道路は交通規制が敷かれ、渋滞した。署と消防は13日、出火原因を調べるため現場検証する。

 若狭3丁目では午前6時20分ごろ、7階建てビル1階の飲食店から出火。飲食店オーナーの女性(68)が意識不明で搬送された。その後、意識は回復しているという。那覇署によると、当時店は閉まっており、台所部分から出火したとみられるという。

■空気が乾燥、火災が発生しやすい状態に

 本州付近にある高気圧と沖縄南方にある前線の影響で、沖縄地方には乾燥した空気が流れ込み、火災の発生しやすい状態が続いている。

 県防災危機管理課は「例年、10月から4月にかけて空気が乾燥し、火災の発生が増える傾向にある」と注意を促した。那覇市では11月に入り、火災5件が発生。沖縄市でも4件発生したほか、7日には宜野湾市で民家2棟が全焼した。

 沖縄気象台によると、本州付近の帯状の高気圧と沖縄南方にある前線に挟まれた気圧配置は14日ごろまで続く見込みという。