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「軽率だった」「償いたい」 逮捕の沖縄タイムス元社員

2020年11月14日 08:45

 国の持続化給付金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕された沖縄タイムス社の元社員で無職の男(45)が本紙の取材に「お金が入るのなら、という本当に軽率な意識だった」などと語った。10月8日付で同社を懲戒解雇された後、10日に那覇市内で取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 -申請のきっかけは。

 「住宅ローンや投資の失敗で5、6千万円の借金があった。給付金は『あったら助かる』と思った。新型コロナウイルスの影響もあり、投資の運用がうまくいかなくなっていた。(給付金の)100万円があれば、いろいろやりくりができると思った」

 -申請までの経緯は。

 「元々、投資絡みの金銭問題で個人的に弁護士を探していた。今年1月ごろ、税理士の男性を紹介してもらった。県警が家宅捜索した税理士事務所の人で、投資の関係で以前から知っていた。その税理士に紹介された男性に持続化給付金の申請を勧められた。『紹介したい人がいれば連れてきていい』と言われた」

 -違法性の認識は。

 「副業の欄に最初は『投資コンサル』と書いて申請しようとしたが、投資関連でつながっている人たちに迷惑を掛けたくなかったし、(勤務する)会社には投資で収入があることをばれたくなかった。『フリマ雑貨』と虚偽申請した。国の予算のリミットもあると思い、早く申請しないといけないという考えもあった。罪の意識がないのではなく、甘くみていた」

 -紹介した人数は。

 「直接の紹介は、自分がリーダーを務める投資グループのメンバーなど26人。そこから(直接声掛けしていない人も含め)全体で130~150人くらいに広がっているかもしれない」

 -沖縄タイムス社の調査では、紹介した人たちから手数料や仲介料は受け取っていないと説明している。

 「紹介料はもらっていないが、直接紹介した人たちに給付金の半額くらいを投資してほしいと促した。(その見返りとして)仮想通貨の配当で100万円以上の利益を得た」

 -反社会的勢力との関わりは。

 「関わっていない」

 -不正受給を警察に自首した理由は。

 「会社や紹介したメンバーに迷惑を掛け、罪を償いたかったからだ」

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