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沖縄県警「これで終わらぬ」 沖縄タイムス元社員に共謀者 数百件に上る申請代行に関与か

2020年11月14日 08:28

 国の持続化給付金の不正受給に関し、県警が100人態勢の特別捜査本部を立ち上げてから約2カ月。沖縄タイムス元社員の逮捕という形で急転直下、事件は動きだした。「これで終わりにはしない」。捜査幹部は、他にも不正受給に関与した人物を摘発する構えを見せる。

家宅捜査が行われた容疑者宅からダンボールを運び出す捜査員=13日午後4時41分、那覇市内(画像の一部を加工しています)

 13日午後1時前、沖縄タイムス社の元社員で無職の男(45)は那覇署にタクシーで乗り付け出頭。署内で逮捕状が執行された。約1時間後、那覇市内の容疑者宅では報道陣が待ち構える中、家宅捜索が始まった。

 一方で県警本部。捜査2課は記者への説明で、元社員の男が「氏名不詳の者と共謀」と発表した。その氏名不詳とは誰か。

 複数の関係者によると、共謀したとみられる人物は、本来受給対象ではない人々に給付申請を呼び掛け、数百件に上る申請代行に関与した疑いがある。既に把握している県警は引き続き捜査を継続し、これらの人物について立件を視野に入れる。

 今年5月に持続化給付金の申請受け付けが始まり、不正情報を入手した県警は9月、本島中南部の複数箇所で家宅捜索に踏み切り、大量の申請書類やパソコンなどを押収。数百人に上るとみられる申請者の手続きの不審点や、背後で反社会的勢力が関係していなかったかを慎重に調べてきた。

 捜査関係者は「各署から応援も出して捜査本部を立ち上げた。タイムス元社員だけを逮捕して終わり、という結末は考えられない」と述べ、さらなる摘発を見通した。

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