浦添にゆかりのある舜天、英祖、察度の3人の王を紹介する「電子紙芝居」=写真=がこのほど完成し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の市観光協会うらそえナビチャンネルで公開された。現代アニメ風の絵柄でナレーション付き。3人の王の歴史や個性のほか、12~14世紀の浦添の風景も描かれる。

浦添市が制作した電子紙芝居で、中国との貿易を始めた察度の場面

 浦添城跡周辺の観光促進のため、当時の浦添や王のイメージを持ってもらうための取り組み。新たな観光ルートを提案する周遊促進事業(内閣府)の一環で市が制作した。市立図書館長で琉球歴史研究家の上里隆史さん監修の下、琉球王国の正史『球陽』『中山世鑑』などに基づき、王ごとに各5~6分間の動画に仕上げた。

 舜天は「琉球最初の王」、英祖は「太陽の子と呼ばれた王」、察度は「海外貿易を開いた王」として紹介。舜天は源為朝の子どもだという伝説についての解説や、怠け者だった察度が浦添で王になる過程などが描写されている。

 上里さんは見どころについて、「英祖が築いた浦添ようどれを再現したところや北の角度から描いた浦添グスク」だと説明。現地に足を運んで現在の風景と照らし合わせて楽しんでほしいとしている。

 英語や中国語の字幕付きの動画も公開され「世界中の人に見てもらい、コロナ禍が落ち着いた時に観光したい気持ちになってもらえたら。県内の教育教材としても活用してほしい」と願った。