「一人じゃないよ」「中学校で待ってるね」-。琉球大学付属小・中学校の児童生徒が17日、難病のがんと闘う同小4年の金城楓空(ふうあ)さん(10)を応援しようと、メッセージ動画や寄せ書きを支援者団体「ふうあの会」に贈った。受け取った楓空さんの伯母の松元理美さん(58)は「メッセージに勇気づけられるはず」と涙した。

城楓空さんにエールを送る琉大付属小・中学校の児童生徒と松元理美さん(前列中央)ら=17日、西原町千原

 楓空さんは国内で治療法が確立していない希少な悪性腫瘍(がん)と診断され、闘病中だ。

 同中生徒会は、楓空さんがいずれ通う学校の先輩として「私たちの有り余る元気を分けよう」と動画を作った。賛同した生徒約50組が、それぞれ応援メッセージを書き込んだホワイトボードを掲げて撮影。写真をつないでスライドショーを作った。校内で募った寄付約14万円も託した。

 同小児童会は寄せ書き約30枚を集めた。「乗り越えたらきっと良いことがあるよ」などの言葉にイラストも添えた。同小PTA(新本厳会長)は寄付約116万円を同会に託した。

 松元さんは「みんなが楓空のことを忘れていないと分かって励まされるはず」と感謝。手術は成功したが「珍しい病気でこれから長い闘いになる。これからも成長を見守って」と願った。

 同中3年で生徒会長の與那覇詩桜(しおん)さん(15)は「みんながいるよと伝わればうれしい」。動画を作った3年の苅谷檀さん(15)は、選んだBGMの歌詞になぞらえて「主人公が諦めなかったら物語は終わらない。大丈夫」とエールを送った。

 生徒会を代表して同小6年の石原ちひろさん(11)は「元の生活が送れるように頑張って」と願った。