任期満了に伴う来年1月17日投開票の沖縄県宮古島市長選で、宮古の「オール沖縄」勢力と、市政刷新を目指す一部保守系の市議OBらは18日、統一候補者として前県議の座喜味一幸氏(70)を擁立することを決めた。近く座喜味氏へ出馬要請する。座喜味氏は18日、本紙の取材に「イデオロギーや主張が違う中での合意は、宮古の政治史の中でも大きな分岐点になる」と両者の歩み寄りを評価。「市民の声をしっかり受け止めたい」と述べた。

座喜味一幸氏

 「オール沖縄」側と一部保守系市議OBは18日、市内で候補者擁立に向けた協議を再開し、全会一致で座喜味氏の擁立を確認した。14日の協議では、互いが提案した候補者を擁立するよう譲らず、保守系側が途中で退席。結論は持ち越しとなっていた。

 「オール沖縄」側が候補者として提案した宮古島市議の島尻誠氏(51)が17日、立候補を取りやめたことを受け、協議を再開した。

 両者は既に、統一候補者の条件として(1)市政奪還の意志がある(2)玉城デニー知事と連携できる(3)陸上自衛隊の駐屯地や弾薬庫配備について知事と連携し、丁寧な説明を国に求める-ことで合意している。

 「オール沖縄」側で県議の國仲昌二氏は「今回は超短期決戦。知名度が高い座喜味氏を選んだ」と説明した。保守系で前市議の新里聡氏は「市政刷新に向け態勢が整った。座喜味氏も要請を受けると思う」との見通しを示した。