ヨーロッパ最大のクルーズ会社「コスタクルーズ(イタリア)」は18日までに、宮古島発着のクルーズ船を来春から運航する計画を発表した。宮古島発着のクルーズは初。宮古島は従来、寄港地として活用されてきたが、このほど税関や出入国審査、検疫を行う新たな旅客受け入れ施設が平良港に完成し、発着拠点としての環境が整った。

宮古発着クルーズで運航する大型客船「コスタ セレーナ」(コスタクルーズ提供)

コスタクルーズの離島周遊ルートの一例

宮古発着クルーズで運航する大型客船「コスタ セレーナ」(コスタクルーズ提供) コスタクルーズの離島周遊ルートの一例

 宮古島にとってはクルーズ船の発着拠点となることで、観光客の滞在日数や観光消費額の増加が期待される。

 宮古を出発し、台湾・基隆や那覇、石垣などを巡る3泊4日~5泊6日の離島周遊クルーズ(アイランドホッピング)を展開する。来年3月24日から4月20日までに計8回の運航を計画。料金は1人4万3千円~5万4千円から。

 長期休暇を必要としない短期間のクルーズ体験の提供により新たな需要を開拓したい考えで「地元の方々も気軽に体験できる。空港からのアクセスも便利で、発着クルーズの前後に宮古島の素晴らしい文化や自然を楽しめる」とアピールしている。

 ただ、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない状況もあり「各国の検疫体制や水際対策の状況によって、予定通り運航できない場合がある」としている。

 運航するのはイタリア船籍の「コスタ セレーナ」で、総トン数11万4500トン、客室数1500室、最大乗客定員数3780人、全長290メートル。従来、日本発着クルーズで運航してきた「コスタ ネオロマンチカ」より大型で、国内の需要拡大に期待している。