新型コロナウイルスの影響で、大勢が集まる結婚式を延期や中止にする人が増える中、恩納村リゾートウェディング活性化協議会が、高級感があり少人数で開催できる「リゾートウエディング」を代替案として県民にPRしている。同協議会は今月、11組に式などが当たるイベントを実施している。応募者からは「家族が高齢で式は諦めていたが、リゾートウエディングで一生の思い出をつくりたい」などと期待の声が寄せられている。(北部報道部・西倉悟朗)

恩納村内のビーチでのフォトウエディングの様子=(恩納村リゾートウェディング活性化協議会提供)

親族や親しい友人だけで「小さな結婚式」ができるのもリゾートウエディングの特徴=(恩納村リゾートウェディング活性化協議会提供)

恩納村内のビーチでのフォトウエディングの様子=(恩納村リゾートウェディング活性化協議会提供) 親族や親しい友人だけで「小さな結婚式」ができるのもリゾートウエディングの特徴=(恩納村リゾートウェディング活性化協議会提供)

 リゾート地で挙式やフォトウエディングを行う「リゾートウエディング」の国内有数の目的地である沖縄県。従来は県外や海外からの観光客を主なターゲットにしていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で観光客が激減し大打撃を受けた。

 沖縄リゾートウェディング協会(小川義昭代表理事)によると、4月に実施した県内の調査で、6083組の延期・キャンセルがあり、損失額は約36億円に達した。例年ならピークとなる10月も、今年は昨年比の半数以下に落ち込んでおり、今後の回復も見通せない状況だという。

 恩納村は年間約4500組がリゾートウエディングを行う県内でも人気の場所。昨年には協議会も結成し、誘致に力を入れてきた。「コロナ禍の苦境を、県民に周知するチャンスに変えたい」と、今月は村内のチャペルでの挙式やビーチでのフォトウエディングなどが11組に当たるキャンペーンを実施している。

 コロナの影響で結婚式を挙げられなかったり、記念日を祝えなかったりしたカップルから17日までに153件の応募があり、応募時に記入するアンケートには「諦めていたが、家族や友人と小さなリゾートウエディングをしたい」「沖縄のきれいな海や自然の中でのリゾートウエディングには、県民としても憧れがある」などと喜びや期待のコメントが続々届いた。

 同協議会事務局の上地明彦さん(52)は「県民にも、親しい家族や友人と風光明媚(めいび)な場所で式を挙げたり、ドレスを着て写真を撮ったりするリゾートウエディングの良さを知ってほしい」と呼び掛けた。

 今月末まで同協議会のホームページから応募でき、抽選結果は12月上旬に個別にメールで届く。