[胃心地いいね](602) ベトナムマーリー 宜野湾市普天間

フォーガーランチ(税込み900円)。鶏が入った米粉麺のスープに、煮豚と高菜のごはん、本日のベトナムおやつが付く

店を切り盛りする新垣麻里さん(左)、晃さん夫妻=6日、宜野湾市普天間

ベトナムマーリー

フォーガーランチ(税込み900円)。鶏が入った米粉麺のスープに、煮豚と高菜のごはん、本日のベトナムおやつが付く 店を切り盛りする新垣麻里さん(左)、晃さん夫妻=6日、宜野湾市普天間 ベトナムマーリー

 お客さんは、思わず声を上げる。「ベトナム旅行に来たみたい!」。ホイアン名物のランタンが窓辺にずらりと下がり、壁には原色のプロパガンダアート。ベトナムの歌謡曲が流れ、半日近く煮込むというスープの香りに包まれる。

 スープは、鶏だし骨のうまみに大根やタマネギの甘み、数種類のスパイスが加わる。米粉麺と鶏肉を入れれば「フォーガー」、米粉麺と牛肉を入れれば「フォーボー」。ココナツミルクとエビを加えた「ミートム」もある。他にビーフンやご飯もの、フランスパンになますや塩豚を挟んだ「バインミー」と、ランチだけで11種類のセットメニューがある。

 ことし2月にオープンした「ベトナムマーリー」の味は、甘みが特徴のベトナム南部、ホーチミン仕込み。店主の新垣麻里さん(41)は、ベトナム人シェフの下、県外で10年修行し、さらにベトナムに1年住んで料理教室に通った。「ベトナム語との戦いでしたけど、ベトナムはこれだけおいしくて楽しいって発信したくて」と振り返る。

 一緒に店を切り盛りするのは、夫の晃さん(32)。来店するベトナム人留学生に「本場の人」とたびたび間違えられるが「『グイ ニャッ(日本人)』と返します」と笑う。

 店内には、セルフサービスの調味料が5種ある。食べるラー油「サテトム」はチャーハンに。コクのあるみそ「トゥォンデン」は生春巻きに。気に入ったら買って帰ることもできる。

 本場感は飲み物にも漂う。ベトナムコーヒーは、現地のカフェと同じようにアルミ製フィルターで一滴一滴ドリップする。ハスの花のお茶、ジャスミン茶、越南緑茶はいずれも現地で金賞を受賞したダラット産にこだわっている。(中部報道部・平島夏実)

=毎週金曜日掲載

 【お店データ】宜野湾市普天間2の33の15の2階。営業時間は、ランチ午前11時~午後3時、ディナー午後5時半~同9時。定休は月曜と第1火曜。駐車場なし。約30席。テークアウト可。電話098(800)1760。