「カマル」とは誰か。尚円の妻は、巧智(こうち)で息子を王位に就けた「おぎやか」ではなかったか。この詩集は、松金に伊是名以来の連れ合いの女性を創り出し、宜名真に置き去りにされながらも松金への永久(とわ)に変わらぬ思いを持ち続ける女の愛の物語を紡ぐ。