きれいな海辺の環境を次世代に引き継ごうと、特定非営利活動法人「宮古島 海の環境ネットワーク」のスタッフや住民ら23人は1日、宮古島市平良狩俣の「ナービダ」と呼ばれる海岸で漂着ごみなどの清掃活動に取り組んだ。宮古島の最北端に位置する同海岸は、海流で国内外から多くの漂流物が打ち寄せられている。1時間ほどの清掃活動で、45リットルのごみ袋10袋分を集めた。

漂着ごみなどを拾い集めるボランティアら=1日、宮古島市平良狩俣・「ナービダ海岸」

 同ネットワークは2012年に設立し、7~9月を除いて毎月、市内各地の海岸線の清掃を行う。また、海洋調査や子ども向けの環境教育の出前講座なども取り組む。

 清掃の前には、スタッフから「浜に打ち上げられた海藻はヤドカリの食用となっているので取らない。毒を持ったカツオノエボシなどの生物には絶対触らない」などのアドバイスがあった。参加者は軍手やごみばさみなどを手に、清掃活動で汗を流した。

 地元の方言でナービダ(長い浜)と呼ばれる同海岸は名前の通り約700メートルある砂浜が続き、大潮には広大な遠浅が広がる。以前は、大潮ともなると潮干狩りをする光景が広がった豊かな海岸だ。

 この日の清掃は、砂に埋もれた細かいごみを中心に行った。中でも近年、深刻な海洋汚染を引き起こすと問題視されているマイクロプラスチックごみを多く拾い集めた。

 その多くは、レジ袋やペットボトルのキャップ、それに液体が入っていたとみられる容器などが細かく砕けたもので、ウミガメの甲羅や釣り糸、朽ちたロープなども見られた。

 沖縄本島からの転勤で市内に住んでいるという男性は、「初めて参加したが、海岸をきれいにできたので気持ちよかった」と汗を拭いつつ笑顔で話した。