世界的なクラウン(道化師)で東京を拠点に活動するフランス人パフォーマーのフィリップ・エマールさんによる「表現」と「イマジネーション」のワークショップ(主催・NEIGHBORS)が15日、沖縄県今帰仁村の今帰仁中学校体育館で行われた。同村で行われるのは2017年に続き2度目。今回はギタリストのノダチンさんが音楽を担当。2部に分かれ、幼児から大人まで約60人が参加した。

(左から)ギタリストのノダチンさん、講師のフィリップ・エマールさん、ワークショップに参加した大城燦歌さん=15日、今帰仁中学校体育館

 エマールさんは、カナダに本部を置くサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のクラウンとして世界各地で活躍した。

 ワークショップは、個々の身体的個性と想像力を一緒に育むことが目的。毎日の出来事を四つのパートに分けて、考えて演じる体験では、参加者らの多彩なアイデアに、エマールさんは「いいね、OK、楽しい、うれしいね!」を連呼。会場は終始、笑顔にあふれた。

 参加者には「楽しみながらも、しっかり、役を本気で真面目に演じてください」「カメラを向けられたとき、幸せ・悲しみ・ナマケモノは自分の身体で、どう表現しますか? 軽い感じ、体重をかける、リズムを変えることで、観客が分かりやすい表現ができます」とアドバイス。

 飛び立つ鳥を演じる場面では、方向を定める、飛びっぱなしではなく、戻る作業までやることが大事と説明した。

 1部に参加した屋部小6年の大城燦歌(さんか)さんは「本を書いていて、うまく書けなくて、破って捨てるところを演じた。参加は2度目。バレエを習っているので表現力を学び、役柄に生かしたい」と笑顔で話した。(赤嶺幸代通信員)