玉城デニー知事は22日、日本ジャーナリスト会議(JCJ)主催のオンライン対話に参加し、名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が提出した埋め立て設計概要変更承認申請の判断が「年明けになる」と初めて明言した。

新基地建設が進む米軍キャンプ・シュワブ沿岸部。飛行を許可された空域からは工事の遠景しか捉えられなかった=16日午前10時26分、名護市辺野古(小型無人機で撮影)

 大浦湾側の軟弱地盤の改良工事の見通しを「国内での経験がなく、環境に大きな影響が出る」と強調。県内外から多数の意見が寄せられていることから「慎重に厳しく審査する。相当な時間がかかる」との見解を示した。

 菅義偉首相には「辺野古ありきでどんなに予算をかけても、完成後に沈下するなど無理が生じる。強行せず、日米に沖縄を加えた対話による解決策を求めたい。あなたならきっとできる」と訴えた。

 埋め立ての変更承認申請で、県は地元の渡具知武豊名護市長へ意見照会する予定。承認か不承認かの知事の判断は、来年以降との見方が強まっていた。

 オンライン対話では新聞記者やフリー編集者ら3人の質問に答えた。バイデン米大統領が就任し、新型コロナウイルスの感染が落ち着いたらという条件付きで「近々に訪米したい」と表明。「カマラ・ハリス副大統領を中心に、沖縄で女性リーダーのサミットを開きたい」と意欲を示した。