魚のえらや体表などに寄生する甲殻類「ウオノエ」のうち、これまで世界で1例しか確認されていない種の死骸が、北海道大総合博物館に保存されていたサメの標本の口から見つかったことが26日までに分かった。北大大学院地球環境科学研究院の川西亮太特任助教(水域生態学)らが17日、日本動物分類学会が発行する国際誌(電子版)で発表した。

 標本のサメから見つかった「オオウオノエ」(川西亮太氏提供)

 川西特任助教らは、ほかの種のウオノエが約3~4cmであるのに比べ、今回は約6cmと大きいことから和名を「オオウオノエ」と付けた。

 1例目はブラジル南部の大西洋でツノザメ類の口の中から見つかり、1981年に新種として報告された。(共同通信)