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3連休の影響はこれから? 沖縄でコロナ感染急増 

2020年11月27日 06:15

 沖縄県は26日、新たに10歳未満から90代の男女計74人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計4131人になった。1日の報告数が70人を超えるのは8月14日(105人)以来、104日ぶり。急増について糸数公保健衛生統括監は「連休前の報告が多くを占めた」として3連休の影響を否定。一方で「今週末や来週にかけて注視していく必要がある」と警戒した。

県内の感染者数の推移

県内感染者の居住別状況(11月26日)

県内の感染者数の推移 県内感染者の居住別状況(11月26日)

 警戒レベルを判断する7指標のうち、療養者数が351人で第4段階に上がった。

 感染した74人は県内17市町村に在住し本島中南部に集中している。感染経路が分かっているのは30人で家族内11人、職場内7人、友人・知人からが5人、会食4人、高齢者施設内3人。

 直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は15・51人で全国4番目。最多は北海道の31・45人で、大阪27・46人、東京20・65人と続いた。

 在沖米軍関係は16人が感染。キャンプ・ハンセン10人、普天間飛行場3人、キャンプ・キンザー3人だった。入国後の検査で陽性が判明したが、基地内で他の部隊との接触はないとの報告があったとし、県はクラスター(感染者集団)の可能性はないとしている。

 県の糸数公保健衛生統括監は感染者が74人に急増したことについて、医療機関が休みで検査ができなかったり、未報告だった分の検査結果がまとまって報告されたりしたことで増えたと分析。一方、感染者数は今後の1週間に300~400人程度で推移すると予測し、警戒を強めた。

 また県は新型コロナの抗体検査について、途中結果を報告。県立中部病院で7月と10~11月に計1111検体を対象に体内の免疫の有無を調べ、過去に感染したかどうかを確認。2回の調査は0%と0・3%で、ほとんどの人が新型コロナの免疫を持っていないことが分かったという。

 分析を担当する京都大学の水本憲治特定助教は「多くの人が感染していないため、大規模感染の素地はある」と警鐘を鳴らした

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