日本新聞協会は26日、神戸市で2020年度の新聞協会賞授賞式を開き、沖縄タイムス社の写真報道「焼け落ちた沖縄の象徴」に協会賞を贈った。「焼け落ちた沖縄の象徴」は、昨年10月31日未明に発生した首里城火災を小型無人機ドローンなどで捉えた写真で構成している。沖縄タイムス社の新聞協会賞受賞は4度目。

新聞協会賞の授賞式で表彰される編集局写真部の崎浜秀也部長(左)=26日午後、兵庫県神戸市・ポートピアホール

 沖縄タイムス社写真部を代表して崎浜秀也部長は「写真の持つ力を評価していただき、うれしく思う。首里城が地域に愛される憩いの場としてその輝きを取り戻す日まで、地元紙の写真部として、その過程を細かに記録していきたい」と述べた。

 同協会は授賞理由で「沖縄の象徴である首里城が焼け落ちる決定的な瞬間と落胆する県民の表情を写真に捉え、2019年11月1日付紙面で報じた」とし「未明に発生した火災の中、ドローンを素早く飛ばし、限られた飛行時間で焼け落ちる建物の輪郭や被害の全貌を収めたカメラマンの技量と判断力は卓越しており、報道写真の力をいかんなく発揮した」と評価した。

 さらに「1面と最終面にわたり見開き展開した紙面は迫力があり、新しい技術を使いながら決定的な瞬間を収めた写真はニュース性が高く、歴史に残る写真報道」とした。