北海道大大学院の研究グループは27日までに、北海道釧路市の阿寒湖に生息する国の特別天然記念物マリモのうち、よく知られる球状タイプはほかのタイプと異なり胞子をほとんどつくらないことが分かったとの研究結果を公表した。胞子が放出されないため、マリモを構成する糸状体がちぎれず形を維持したまま大きくなるという。成長の仕組みは長年謎のままだった。

 北海道釧路市の阿寒湖に生息する球状のマリモ=2019年5月(若菜勇さん提供)

 岩に付着するタイプのマリモはほかの藻類と同様に定期的に胞子を放出して繁殖することが確認できた一方、球状タイプではほとんど胞子は観察できなかった。

 球状タイプでは光合成により球状を維持したまま大型化していると結論付けた。(共同通信)