福岡県糸島市の御床松原遺跡で出土していた板状石製品は弥生時代中期前半(紀元前150年ごろ)で、国内最古級のすずりとみられることが分かったと柳田康雄・国学院大客員教授(考古学)が28日、九州考古学会総会で発表した。

 弥生時代のすずりとみられる御床松原遺跡の石製品(伊都国歴史博物館所蔵、柳田康雄氏提供)

 柳田氏は御床松原遺跡の発掘報告書で「くわ」とされた石製品(長さ18・6センチ、幅6・8センチ、厚さ1・2センチ)を鑑定。柳田氏が2017年に墨の付着跡などから完形品のすずりと発表した薬師ノ上遺跡(同県筑前町)の石製品(長さ15・3センチ、最大幅6・3センチ、厚さ0・7センチ)と同じ形状と分かり、御床松原の石製品は製作途中のすずりと判断した。(共同通信)