■コロナで継承活動も停滞

 同協議会はウチナーグチの保存、継承、普及を目的に2000年10月に設立。会員150人が所属しており、地域の教養講座や、小学校と大学に講師を派遣している。沖縄語新聞の年3回の発行や、教材の開発も手掛ける。2006年の「しまくとぅばの日」条例制定に向けた活動の旗振り役も担った。

小学校でのクラブ活動

 ただ、しまくとぅばの衰退に歯止めはかからず、2009年には、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が沖縄語、国頭語、宮古語、八重山語、与那国語を消滅の危機にあると認定する。

 県が今年5月に発表した県民意識調査では、しまくとぅばを「主に使う」と答えたのはわずか7・6%で、深刻さは増している。

 當眞会長は「地道に活動を続けるしかない」と力を込める。ただ、新型コロナウイルスの流行で、地域の勉強会や教養講座は軒並み中止となり、継承活動は停滞している。

 今年10月に設立20周年を迎えたため、記念誌の発行を予定していたが、コロナ禍で準備を進めていた企業への協力依頼を断念。事務局長の嘉数美津子さんは「コロナの打撃で、企業も協力どころではないだろう」と肩を落とす。當眞会長は「クラウドファンディングで支援が届くたびに励みになる。成功させて、活動を続けていきたい」と話した。

 沖縄語普及協議会(當眞嗣伎会長)は、沖縄タイムス社のクラウドファンディングLink―U(リンクユー)で、設立20周年の記念誌発行の費用支援を呼びかけている。

 リンクユーはこちらから。問い合わせは事務局長の嘉数美津子さん、電話080(2757)8787まで。