琉球料理研究家で元那覇市議の渡口初美(とぐち・はつみ)さんが26日午前1時6分、肺炎のため那覇市内の病院で死去した。85歳。本部町出身。29日に那覇市内で家族葬を済ませた。喪主は長男の昇さん。

渡口初美さん

 那覇高校を卒業後、東京国際クッキングスクール教師科や東京高等製菓学校で学び、東京渋谷で龍潭荘を経営。1966年に帰郷した。同年に国際料理学院を設立し、83~84年に院長を務めた。琉球料理研究所「まんがん」を経営し、料理を通じて沖縄文化を発信した。

 93年に那覇市議に初当選、1期4年務めた。2018年に翁長雄志前知事の死去に伴う県知事選挙にも出馬した。全国各地で琉球料理を指導し、講演や出版活動を続けてきた。

 主な著書は「渡口初美の琉球の家庭祭祀」「沖縄の葬祭と祖先供養」「琉球料理と御火の神様」など。