【ジュネーブ共同】国連人道問題調整室は1日、世界で人道支援を必要とする人々が、2021年には2億3500万人に上るとの報告を発表した。新型コロナの世界的大流行も影響し、20年比で4割増に。うち状況が最も深刻な56カ国の1億6千万人への支援を行うだけでも350億ドル(約3兆6千億円)が必要として、各国への協力を呼び掛けている。

 エチオピア北部ティグレ州の紛争から隣国スーダンに逃れた難民のキャンプで活動するWFPスタッフ=11月29日(ロイター=共同)

 昨年12月の報告では、20年は1億6700万人が人道支援を必要と予測していた。20年は新型コロナ流行に伴う社会・経済活動の制限もあり失業率も増加。1日1・9ドル未満の生活を強いられる極貧層は、世界全体で22年ぶりに増加に転じた。(共同通信)