沖縄県議会(赤嶺昇議長)は2日の11月定例会本会議で、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした総額147億893万円の2020年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。8次補正となり、補正後の歳入歳出予算額は8924億3480万円で、年度総額は最大規模を更新。新型コロナ関連予算は今回を含めて約1411億円となった。
新規事業で、介護・医療従事者に対するPCR検査体制の構築や修学旅行生の受け入れ体制強化、地域の消費活性化を促すクーポンの発行などに取り組む。
病院事業会計補正予算案も全会一致で可決。5億1621万円を積み増す。総額は757億3609万円となった。
同日始まった代表質問では、細菌性肺炎のために11月27日から入院している玉城デニー知事が欠席。富川盛武副知事は冒頭で医師から今月5日までの入院と治療、退院後数日の自宅療養が必要と診断を受け、2~4日、7~9日の代表、一般質問を欠席すると説明。「重要な議案の審議をお願いしている県議会を欠席することになり、知事に代わり深くお詫び申し上げる」と理解を求めた。