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海外留学の代わりに「まちなか留学」はいかが 沖縄の外国人家庭へホームステイ

2020年12月3日 06:58

 新型コロナウイルス感染拡大で海外留学が難しくなる中、外国人家庭での週末ホームステイ「まちなか留学」が人気を集めている。サービスを提供するIT企業「Hello World(ハローワールド)」(沖縄県沖縄市)には県内外の旅行会社や教育委員会などからの問い合わせが前年比で約5倍に伸びた。県外進出も視野に入れており、野中光代表は「コロナ禍だからこそ国際交流のチャンスを提供したい」と意気込む。(中部報道部・豊島鉄博)

「まちなか留学」で、米国人ホストファミリーから絵を学ぶ子どもたち=2018年4月、北谷町内(ハローワールド提供)

ハローワールドの野中光代表取締役(中央)、冨田啓輔取締役(左)、ウェブエンジニアの屋部辰朗さん=沖縄市中央

「まちなか留学」で、米国人ホストファミリーから絵を学ぶ子どもたち=2018年4月、北谷町内(ハローワールド提供)
ハローワールドの野中光代表取締役(中央)、冨田啓輔取締役(左)、ウェブエンジニアの屋部辰朗さん=沖縄市中央

 まちなか留学は2018年4月から開始。県内に住むアメリカやフランスなど18カ国30組の外国人家族がホストファミリーとして登録している。これまで主に県内の小、中、高校生ら延べ約100人が参加した。

 新型コロナの感染拡大を受けて今年3月にサービスを一度停止したが、短期留学プログラムや海外での修学旅行を計画していた教育委員会や旅行会社からの問い合わせが前年比で10件増えた。野中代表は「海外でしかできなかった交流体験ができ、子どもたちの将来的なキャリア教育につながることを期待する声も多い」と語る。

 12月~来年3月には県内の教育委員会や大阪のオルタナティブスクール、東京都内の学校の3団体が利用することが決まっている。

 まちなか留学に加え、世界の学校をつなぐオンラインプラットフォームのシステム開発も進める。全国の学校に高速通信環境と小中学生に1人1台のパソコン端末などを整備する文科省の「GIGAスクール構想」も見据え、児童や生徒の発話内容などを分析できるようにし、教諭が評価付けしやすくする仕組みだ。

 同社は年内を目標に基金を設立し、企業や個人から寄付を受け付け、経済的に余裕のない家庭でも無償でまちなか留学ができるよう取り組む。21年度には都内でもホストファミリーの受け入れを展開する方針だ。 野中代表は「国際色豊かな沖縄だけでなく他の地域にもこのシステムを広げたい」と話した。

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