沖縄県警組織犯罪対策課は2日、国の持続化給付金100万円をだまし取ったとして沖縄市のモデル業の女(36)を詐欺の疑いで逮捕した。同課は捜査に支障があるとして認否を明かしていない。
逮捕容疑は5月9~19日、氏名不詳の人物と共謀し、職業を個人事業主のダンスインストラクターと偽り、うその収入を確定申告書に記載するなどして申請、持続化給付金100万円をだまし取った疑い。
同課は女が別の人物に申請代行を依頼し、さらに周辺の知人らに申請代行による不正受給を呼び掛けていたとみて調べている。
女の弁護人は「本人は事実関係を認め、捜査に全面的に協力している。100万円も全額返還している状況での逮捕は遺憾だ」と話した。