新型コロナウイルス感染症の水際対策で、那覇空港に設置する旅行者専用相談センター「TACO」の実績について、県の渡久地一浩文化観光スポーツ部長は3日、6月19日から11月23日までの158日間で37・5度以上の発熱を感知したのは16人で、うち14人に問診を実施し、2人が検査を受けたと明らかにした。(関連記事>>)
那覇空港のサーモグラフィー通過者は、11月の3連休のあった週で21万5650人、その前週18万7932人、前々週18万4306人。158日間で16人の発熱者は少ないのでは、という指摘に渡久地部長は「TACOの存在で、旅行前の体調管理の徹底など抑止的効果がある」と強調した。
一方、検査で検体を採取する際、那覇空港から那覇検疫所への移動が必要なことから「(空港の)国内線ビル内の部屋を確保できるよう最終調整している」と説明した。県議会代表質問で喜友名智子氏(てぃーだネット)の質問に答えた。