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インフルワクチン直前に断られ…慌てて探すもどこも「在庫切れ」 この状況いつまで?

2020年12月4日 10:02

 新型コロナウイルス感染症の同時流行を警戒し、インフルエンザワクチンの予防接種を希望する人が急増している。県内では市町村が高齢者や妊婦、小学生らを対象に予防接種を全額助成している所もあり、本島中南部を中心に在庫切れとなる医療機関もある。県は「在庫切れは一時的とみられる。年内には接種できるよう対応していきたい」と冷静に対応するよう呼び掛けている。(社会部・下里潤)

インフルエンザ予防接種のお知らせを見ながら、スマホで医療機関へ在庫状況を問い合わせる男性=那覇市内

 日本感染症学会は今冬は新型コロナのさらに広い流行が予測されるとして、インフルエンザウイルスとの同時流行を警戒している。「特別の注意が必要になってくると思われる」と強調し、医療関係者や高齢者、発熱疾患が多い小児らにインフルエンザワクチン接種を強く推奨している。

 これらを受け、多くの市町村では接種費用の助成を開始。対象者が多い那覇市は事前に医師会などと調整して在庫状況を確認していたが、幼児らの助成が始まった11月上旬ごろから在庫切れの相談が増え始めた。

 那覇市に住む40代の男性は11月下旬に小学1年の息子と保育園児の娘の予防接種を予定していたが、予約日直前に病院から電話で断られた。慌てて近所の別の病院に電話をかけたが、どこも「在庫切れ」。ネットで病院を検索し、ようやく予約できたが「2回目は確保できない」と告げられた。

 厚生労働省は13歳未満は2~4週間空けて2回接種するよう推奨している。男性は「2回目を前にインフルになったら…」と不安を隠せない。

 県地域保健課の担当者は「費用助成などで希望者が一気に殺到し、一時的に在庫がない状態になったと考えている。厚労省に早急に供給するよう要望しており、12月中には確保できるのではないか」との見通しを示した。

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