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すでに滅びたと思っていたのに… 大城立裕さん【インタビュー「土人」発言・1】

2016年10月20日 20:30

 沖縄人を「土人」と呼ぶのは、子供のころは、ヤマト(本土)からの差別用語として伝えられ、違和感やら反発やら高かったが、時代が下って、滅びたと思っていた。そこへ降って湧いたような事件で、驚いている。

作家の大城立裕さん

 一人の警官が使ったというだけでなく、彼に伝えた世間があるのだろう。親か、どういう世間だろうかと興味がある。それより、この機動隊の組織が、沖縄に対して、どのような姿勢で教育をしているかに、深い興味がある。

 さらに、いま起きている事件にどういう反省をしているか、が問題だ。指導者は、この語の由々しさについてよく知っているだろうから、これからどうアフターケアを図るか、よく考えてしかるべきだろう。弾圧するにも、もっと正々堂々と進める道があろう。これでは、余計に反発を買うだけだ。

 改めて思うが、機動隊員には県民もいるはずで、彼らに嫌悪感をいだかせない用心をすべきだろう。県人の機動隊員が、ただでさえ、ヤマトの機動隊のなかで居心地がよくないであろうのに、これでは火に油を注ぐことにならないか。教育担当者は、県人機動隊員への温かい処遇も考えてほしいものである。(作家)

■     ■

 沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内のヘリパット建設に反対する市民に対し、機動隊員が「土人」「シナ人」などと言い放った。発言の意味や背景を識者らに聞く。

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