宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品が落下した事故から7日で3年。保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」が5日夜、動画投稿サイト「ユーチューブ」でオンライン講演会の動画を公開した。事故当時の緊迫した状況や、園上空の飛行禁止を訴えてきた3年間の活動を振り返りながら「『空からは雨しか落ちてこないよ』と子どもたちに安心して伝えられるように、みんなで声を上げて行動しよう」と呼び掛けた。

動画に出演した、事故当時勤務していた保育士や保護者ら(ユーチューブから)

事故現場を確認する県警の捜査員ら(ユーチューブから)

動画に出演した、事故当時勤務していた保育士や保護者ら(ユーチューブから) 事故現場を確認する県警の捜査員ら(ユーチューブから)
 

 2017年12月7日午前10時20分ごろ、保育園の園舎に米軍ヘリの部品が落下した事故。落下地点の約50センチ先にある園庭では当時、子どもたちが遊んでいた。

 メンバーや神谷武宏園長は、園上空の米軍機飛行禁止を求め、これまで政府へ3回要請してきた。ことしは新型コロナウイルスの影響で上京が難しいため、動画を配信。これまでの要請行動や各地での講演会などの活動や、事故当時勤務していた保育士らの証言などを紹介。園の上空をオスプレイやKC135空中給油機などの外来機が飛び交い、子どもたちが耳をふさぐ映像も収録されている。

 米軍は、園の屋根で見つかった円筒はCH53E大型輸送ヘリの部品だとする一方で、飛行中の落下を認めていない。

 神谷園長は、園児が遊んでいたすぐそばで起きた事故に「(子どもたちの)楽しみを踏みにじるかのようだ」と振り返る。政府に提出した嘆願書で、原因究明や園上空での飛行禁止を求めたことに対し「政府が真摯(しんし)に向き合っていれば、(1週間後に起きた)普天間第二小への窓落下事故もなかったはずだ」と強く訴えた。

 チーム緑ヶ丘1207の宮城智子会長は「沖縄の子どもたちが安心・安全に過ごせるようになってほしい」と話した。動画はユーチューブのアカウント「チーム緑ヶ丘1207更新中」から視聴できる。