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首里城の地下に眠る旧日本軍司令部壕は「公開して継承したい」沖縄県が県議会で明言

2020年12月10日 08:27

 沖縄県議会(赤嶺昇議長)一般質問最終日の9日、謝花喜一郎副知事は、首里城敷地内の旧日本軍第32軍司令部壕に関する有識者検討委員会の設置は、壕の保存・公開が前提と明言した。本年度内に議論を始める方針。渡久地修氏(共産)に検討委設置は壕の保存・公開が前提か問われ、謝花氏は「その通りだ。保存・公開、歴史的な事実についての継承まで含めて(検討を)やりたい」と述べた。

第32軍司令部壕の第5坑道最深部。旧日本軍の南部撤退時の爆破で崩落し、これ以上先には進めない=6月30日(代表撮影)

歴史的事実を継承へ

 米次期政権でカマラ・ハリス氏が女性として初の副大統領になる見通しを受け、玉城デニー知事が県内開催に意欲を示した「女性サミット」で、県子ども生活福祉部の名渡山晶子部長は「海外で活躍されている女性をお招きした会議の開催も視野に考えていく」と述べた。山内末子氏(てぃーだネット)への答弁。

 環境部の松田了部長は、米軍泡瀬ゴルフ移転事業で2016年に立ち入り申請したが、調査に不適な早朝の時間帯が指定されたため、断念した事例があったと明らかにした。

 アセス事後調査に伴う、県環境影響評価審査会の現地調査が目的だった。仲村未央氏(沖縄・平和)への答弁。知事の保全措置要求で「事後調査の結果を十分検証できないため、現地調査に協力すること」を求めたという。 

 松田部長は、本島の海岸線に対する自然海岸の割合について「37%程度と推計される」と述べた。渡久地氏への答弁。

 今年の米軍関係者による刑法犯摘発件数について、宮沢忠孝県警本部長は、11月末時点で37件(暫定値)で昨年より5件増加したと報告した。窃盗犯が13件で最多。暴行など粗暴犯10件、強盗など凶悪犯2件など。瑞慶覧功氏(てぃーだネット)への答弁。

 他に瀬長美佐雄氏(共産)、西銘純恵氏(同)、山里将雄氏(てぃーだネット)、次呂久成崇氏(沖縄・平和)が質問した。

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