【シドニー共同】オーストラリアのモリソン首相は11日、同国のバイオテクノロジー企業CSLとクイーンズランド大による新型コロナウイルスのワクチン開発を中止したと発表した。ワクチン接種後、被験者の一部がエイズウイルス(HIV)検査で、感染していないのに陽性となる「偽陽性」の診断を受けたためとしている。実際の健康被害はないという。

 オーストラリア政府はCSL、クイーンズランド大と計5100万回分のワクチン確保で合意していた。不足分の埋め合わせには他に契約済みの英製薬大手アストラゼネカと米ノババックスから買い増す方針。(共同通信)