沖縄県東村高江の民間地で米軍人とみられる男3人が野営していた問題で、3人は嘉手納基地の米空軍第18航空団所属であることが11日までに分かった。沖縄防衛局の照会に米側が認めた。野営について「演習の一部」と説明したという。現場ではチューハイの空き缶などが確認されており、米軍の説明への疑念や、演習中だとした場合の規律を問う声も上がっている。

野営地に持ち込まれたナンバープレートがないオフロード車両=8日午前、東村高江(伊佐真次さん提供)

米兵が野営していた民間地に落ちていた酒類の空き缶やたばこの吸い殻=8日、東村高江(伊佐真次さん提供)

野営地に持ち込まれたナンバープレートがないオフロード車両=8日午前、東村高江(伊佐真次さん提供) 米兵が野営していた民間地に落ちていた酒類の空き缶やたばこの吸い殻=8日、東村高江(伊佐真次さん提供)

 當山全伸村長は同日「二度と起こらないよう要請する」と話し、近く沖縄防衛局に抗議し再発防止を申し入れる方針を示した。

 防衛局によると米軍は、3人は1週間の演習の一部として北部訓練場に滞在し、基地の中でないと知ってその場を去ったと説明。「隣人を尊重し、地元への影響は最小限になるよう努める」とコメントした。防衛局は11日、区域外で訓練した理由について原因究明と再発防止、隊員への周知などを米側に要請した。

 米兵が野営していた草むらでは8日、オフロード用の四輪車2台の走行跡、チューハイの空き缶やたばこの吸い殻が散乱しているのが確認された。現場を確認した當山村長は「米軍が演習というなら信じざるを得ない立場だが、あれが訓練かどうかは疑問だ」と指摘した。

 同じく現場を見た東村の伊佐真次村議も「本当に演習だとしたらだいぶたるんでいたのではないか」と批判。「東村は空も米軍ヘリが飛び回っているのに加え、われわれ民間人が住むエリアまで演習地、北部訓練場という意識でいられたらたまらない」と憤った。