沖縄県の読谷村高志保の老舗「スーパーまつだ」が11月30日、67年の歴史に幕を閉じた。地域内外から愛された店には営業終了の午後7時まで多くのお客さんが訪れ、別れを惜しみつつ最後のシャッターが閉まるのを見届けた。

閉店を迎え、これまで支えてくれたお客さんに感謝を伝える社長の松田健勝さん(左から2人目)=11月30日、読谷村高志保

 午後7時すぎに店の前で開いたセレモニーでは、地域の自治会長や村議らが「村の復興のシンボルだった」「地域から親しまれていた」などとメッセージを送った。

 社長の松田健勝さん(62)は「これから第二の人生を歩む時に、この67年の歴史の中で会った人との縁を大事にしたい。ここにスーパーまつだがあったことを、皆さん心の中に残しておいてください」と感謝した。

 新聞報道で閉店を知り、訪れた那覇市の照屋和範さん(53)は「近くをドライブで通る機会に何度か買い物した。いつもお客さんがいっぱいの店だった。昔からある店が閉まるのは寂しい」と語る。

 村高志保に住む大城航平さん(33)と與那覇龍史さん(33)は「物心ついた時からあった。アットホームな店だった。わがままを言えるなら、復活してほしい。長い間、お疲れさまでしたと言いたい」と話した。