沖縄県の恩納村立恩納小学校の4年生は11日、前兼久漁港で、海ぶどうの養殖場と魚市場の競りを見学した。フィールドワークや座学を通して、自然環境地域の産業との関わりを学ぶ社会科の授業の一環で、児童30人が参加した。赤土の流出防止に取り組むNPO法人おきなわグリーンネットワークが主催。児童たちはサンゴの苗作りにも挑戦し、海を守る大切さを学んだ。

サンゴの生態について説明を受ける児童ら=11日、恩納村の前兼久漁港

 池田莉曖さん(9)と長嶺咲希さん(10)は「赤土の流れを止めてきれいな海を守りたい」と水槽をのぞき込みながら語った。児童たちは11月に農地の周りを植栽で囲い、赤土が流れ出るのを防ぐグリーンベルトの植え付けも体験。陸上での流出防止策が、海の環境保全にもつながっていることを学習した。

 仲村卓教諭は「教室で学んだことを畑や漁港で体感することで10年後の意識が変わってくる」とフィールドワークの重要性を説いた。サンゴの苗作りを指導した恩納村漁協の仲村英樹さんも(38)は「地域の環境が素晴らしいと知ってもらいたい」と期待した。

 おきなわグリーンネットワークは、クラウドファンディングのLink―U(リンクユー)で赤土流出防止活動や環境教育に必要な資金を募っている。目標額は130万円。グリーンベルトに使う植栽の苗などの購入費、環境教育などの活動費に充てる。応募は来年1月29日まで。

 支援への謝礼(返礼品)として、ブランド豚あぐー豚肉のセットや、石垣牛ハンバーグセットなどがある。リンクユーへのアクセスはこちらから。

海ぶどうの水槽を見学する児童ら= 11日、恩納村の前兼久漁港