那覇市首里末吉にある国指定史跡の末吉宮跡の石垣が、何者かに赤い塗料で落書きされているのが16日までに確認された。周辺の石畳や樹木などにも「死ね」などと書かれた落書きが20カ所以上あり、市が警察への被害届の提出を含めて対応を検討している。

国指定史跡の末吉宮跡の石垣に書かれた落書き=16日、那覇市首里末吉

 市によると、今月2日に落書きを見つけた市民から通報があり、石垣2カ所で落書きを確認した。落書きは大きなものでは縦70センチ、横90センチほどで、多くが赤い塗料で汚されている。市は末吉公園内で落書きが多いため那覇署にパトロール強化を要請。同署が重点的な巡回を実施している。

 末吉宮を管理する波上宮の山崎勝男さんは「地元の方々の憩いの場でもあり残念。市と連携し、元通りにできるよう対応を話し合いたい」としている。

 近隣に住み、周辺を毎日通っているという男性(62)は「約1週間前から落書きに気付いたが、少しずつ増えている気がする。誰が何のために書いているのか」と首をかしげていた。