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「年末くらいパッと飲ませて」 長引く自粛に本音ポロリ 沖縄で始まった時短営業、初日の様子

2020年12月18日 07:07

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、飲食店などに対する県の営業時間短縮要請が始まった17日、対象になった那覇、沖縄、浦添の3市の飲み屋街では客足の少なさが目立った。クリスマス、忘年会と本来ならにぎやかな師走の街。「我慢は仕方ない」と言い聞かせる店がある一方で、客からは「思い切り飲みたい」との本音も漏れた。

飲食店などへの営業時間短縮要請がスタート。人通りが少なくなった繁華街=17日午後10時すぎ、那覇市松山

 時短営業終了となる午後10時。県内一の歓楽街・那覇市松山では、店のネオンが輝き、陽気な音楽が響いていた。要請には応じず、営業を続ける店が多い。

 仕事帰りに1人で飲みに来た会社員男性(33)は「本当は同僚と思いっきり飲みに行きたい」と残念がる。男性は「ほとんどの店はちゃんと感染対策している。年末くらい、パッと飲ませてほしい」と長引く自粛に飽き飽きしていた。

 「協力金の48万円なんて微々たるもの」。キャバクラ店従業員の男性(33)は淡々と話す。営業は午後9時から午前3時ごろまで。要請に応じれば、1時間しか営業できない。とはいえ、出歩く人はまばら。午後10時を過ぎるとタクシーで足早に帰る人が目立った。男性は「いつも通り開けてもお客さんは少ないだろう」と渋い表情を浮かべた。

 小規模飲食店では時短営業に切り替える店が目立った。浦添市屋富祖の「炉ばたバル伝心」もその一つ。

 市内の会社役員の70代男性は酒を片手に「(時短は)さみしい」。別の70代の男性も「2次会のカラオケは我慢しているが、店は経営難。国民は頑張っているのに、政治が後手後手だ」と憤る。同店社員の20代男性は「この状態が2週間以上続くと、給料が減るのかな」とつぶやいた。

 沖縄市の中央パークアベニューの居酒屋「足立屋コザ店」。客の入りは普段の2~3割。スタッフの木村海良(かいら)さん(20)は売り上げが落ちる不安を口にし「みんな我慢している。やるしかない」と言い聞かせた。

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