スマホで館内案内 接触減らす工夫(沖縄かりゆしアーバン・リゾート・ナハ)

泊港から離島のアクセスに便利なシティーホテル「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」(那覇市前島)。地元客にも人気のダイニングレストラン「暖琉満菜」では感染症対策の一つとして、入り口に非接触型サーモグラフィーを設置。スタッフの健康管理はもちろん、マスク・手袋を着用し、テーブルと椅子のひじかけまで徹底消毒を実施している。利用客にも席から離れる際はマスク着用を呼びかけながら、料理をトレーから取り分けるスタイルを減らし、一人分を皿に盛った「個々盛」メニューを増やし対応している。またフロントではチェックインの際、接触時間を減らす工夫も。これまではスタッフが口頭で館内案内を行っていたが、宿泊客にはスマホでQRコードを読み込んでもらい、感染症対策を含む利用案内をウェブサイトで読めるようにした。このアイデアはフロントを担当する宿泊飲料部アシスタントスーパーバイザー・宮下亜利沙さんの発案。日々の業務を行う中で「どうしたら少しでも宿泊客の皆さんに安全・安心にホテルで過ごしていただけるか」を考えたという。同時に働くスタッフの安全を守る対策も兼ねている。披露宴などの利用が多い大会場の収容人数も50%以下に抑え、ソーシャルディスタンスを確保。密を避けるため、舞台に集まって踊るカチャーシーもしばらく中止。不特定多数の人が使う飲み物のセルフコーナーをやめ、スタッフの配膳に切り替えている。さらにナプキンやティッシュなど拭き取りに使ったあとのゴミ類は、飛沫拡散を防ぐため蓋付きのゴミ箱を準備するなど細部にわたるまで徹底している。


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