ガソリンや灯油などを扱う国家資格「危険物取扱者・丙種」の試験に14日、宮古島市立西辺小学校6年の星野陸人(りくと)さん(12)ら市内の小中学生4人が合格した。消防試験研究センター県支部によると、県内の小学生で合格したのは星野さんだけ。市平良久貝の資格取得専門塾「宮芝スクール」の講習を受けて理解を深めたといい「だんだん分かるようになった。合格できてうれしい」と喜んでいる。

「危険物取扱者・丙種」に合格した(左から)星野真人さん、星野陸人さん、平良玄汰さん、伊良部琉翔さん=19日、宮古島市平良久貝・宮芝スクール

 今回の試験では、市内から星野さんの兄で西辺中学校2年の真人(まさと)さん(13)と、北中学校3年の平良玄汰(げんた)さん(15)、同3年の伊良部琉翔(りゅうしょう)さん(15)も合格した。

 星野さんは、いとこの琉翔さんが受験することを知り、兄の真人さんと挑戦することに。4人は11月17日から計6回1こま90分の講習を受けるなど対策し、同29日の試験に臨んでいた。

 星野さんによると、試験で問われる項目には「法令」「燃焼・消火」「性質・消火」の項目があるが、学校の授業で習ったことがない分野に「最初は難しかった」と話す。講習を続けるうちに模擬テストも解けるようになったという。

 兄の真人さんは、塾以外でもテキストを参考に予習・復習を繰り返して理解を深めたという。「引火点や燃焼範囲など覚えるのが大変だったが、合格できてほっとしている」と話した。

 宮古工業高校への進学を目指しているという平良さんは、初めての資格取得に「計画通りに学習を進めた結果、合格につながってうれしい。将来に生かしたい」と笑顔を見せた。

 伊良部さんは父の一馬さん(35)に受験を勧められた。他の3人を誘い、4人とも合格したことに喜んでいる。「これからはもっと上の資格も取っていきたい」と意欲を語った。

 塾長の濱元誠喜さん(71)は「熱心に勉強を続けてきた結果が出た。資格を持っていると就職などの幅が広がるし、合格したことは4人の自信にもつながるだろう」と目を細めた。