今年1~11月の沖縄県内の飲酒運転摘発件数が1298件(前年同期比537件減)となり、人口千人当たりの摘発件数で全国ワーストで、全国平均の6倍近くになることが県警のまとめで分かった。件数(速報値)でも全国2位。新型コロナウイルスの流行で外での飲酒の機会が減り摘発件数が全国的に減る中、飲酒運転の割合が県内で依然高いことが示された。

パトカー

 県警交通企画課によると11月末時点の人口千人当たりの摘発件数は沖縄が約0・9人で全国平均は0・16人。沖縄に次ぎ割合が高い自治体が約0・3人(いずれも速報値)。ワースト2位の自治体とも約3倍の開きがある。

 昨年11月末の県内の摘発件数は1835件で、過去3年間で見ると今年は500件以上減少した。しかし全国では沖縄以上に減少幅が大きく、相対的に沖縄の割合が高くなった。

 午前6~10時の朝方が4割程度を占めており、自宅で飲酒し、なくなった酒を買いに行く途中に摘発されるケースもあるという。

 毎年、年末年始は飲酒の機会が増え摘発件数が急増しており、交通部の上間誠管理官は「摘発件数が減少していても、人口比で見た場合の摘発割合は高く、喜べたものではない。年末はさらに気を引き締め、取り締まりに当たる」と話す。

 一方、11月末時点の飲酒運転による人身事故は33件(前年同期比42件減)。交通死亡事故は19件(同9件減)で、いずれも統計を取り始めて以来最少となる見通し。

 人身事故全体に占める飲酒絡みの割合は1・34%で全国17位(11月末現在)。