あぐー豚肉261キロを子ども食堂へプレゼント-。沖縄県内を拠点に活躍するユーチューバー「ハイサイ探偵団」が、県内の子ども食堂96カ所に県特産のあぐー豚肉を贈り、22日に県社会福祉協議会で目録贈呈式があった。チャンネル登録者数100万人を超える人気者たちからの贈り物で子どもたちが喜んだという。

県社協の湧川昌秀会長(右から2人目)にあぐー豚肉の目録を手渡すハイサイ探偵団のひっちゃんさん(中央)、よったけさん(左から2人目)=22日、那覇市・県総合福祉センター

 ハイサイ探偵団の団長ひっちゃんさん(36)や、よったけさん(36)によると、寄付のきっかけは、「新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店などでの消費が落ち込み、あぐー肉が余っている」との本紙報道で、畜産業界の窮状を知ったこと。

 あぐーを買い在庫を減らして子ども食堂に配れば、業者、子どもたち両方の役に立てる-との思いから配布を計画した。動画配信による収益約100万円を使い、あぐー肉261キロを用意。県アグーブランド豚推進協議会によると、大人のアグー豚の体重は約110キロのため、寄付された量は2頭分以上に当たる。

 探偵団は13日から、県社協を通じて受け取りを希望した96カ所の子ども食堂に配り、うち29カ所にはメンバーが直接足を運んで届けた。小学生にも大人気のユーチューバーのため、各食堂からは「子どもたちのいる時間に来てほしい」との要望が相次いだという。

 よったけさんは「30分で帰るつもりが、子どもたちと一緒に肉を食べて1時間半いたこともある」と喜んだ。県特産の中でも高価なあぐー。ひっちゃんさんも「子どもたちにあぐーを食べる機会を設けることができて幸せ」と目を細めた。

 県社協の湧川昌秀会長は「将来を担う子どもたちが安心して成長することにつながる」と感謝した。