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基地で働く日本人に未承認ワクチン接種 米軍が提案 日本は見送り要請

2020年12月26日 07:34

 在日米軍が、基地内で働く日本人従業員に、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種希望者を募っていたことが25日、分かった。ワクチンは日本国内で承認されていないため、日本政府は防衛、厚生労働など関係省庁が対応を検討。副作用の発生など安全上のリスクを懸念し、接種を見送るよう防衛省から米側に伝えたもようだ。関係者によると、米側も日本側の懸念に理解を示し、見送りを検討している。

在日米軍基地の国旗

 防衛省によると全駐労から24日、接種に関する問い合わせがあった。全駐労沖縄地区本部の與那覇栄蔵委員長は25日、本紙の取材に「仮に副作用など症状が出た場合、政府は責任が取れない。労災が下りない可能性もある」と懸念を示した。

 防衛省は米側から十分な情報が得られていないとして、接種計画など情報収集を続けている。日本人従業員への接種について、政府関係者は「抑制的な方向になりそうだ」と述べ、見送られる見通しを示唆した。

 在日米軍は20日、米国防総省のワクチン計画を実行していると発表。年内にも、米軍関係者への接種が始まる見通し。県内では嘉手納基地のほか、海軍病院を予定している。

 日本政府は、外国軍隊などの公務中の行為には、派遣国と受入国の間で個別の取り決めがない限り、受入国の法令は適用されないと解釈している。このため、在日米軍が国内未承認ワクチンを基地内で公務として接種することは、免除されている。(政経部・玉城日向子、東京報道部・嘉良謙太朗)

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