沖縄地区税関は25日、管内のインスタントラーメンの輸入・輸出状況を発表した。2020年1~11月の実績は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大で「巣ごもり需要」が高まり、輸入数量は前年同期比20・8%増の70トン、輸出数量は65・1%増の4トンと、ともに増加した。輸入は金額ベースで12・3%増の2900万円。数量、金額とも統計品目に「インスタントラーメンその他の即席めん類」が新設された17年以降、最高となった。

インスタントラーメンの輸出入の推移

 輸入相手国は全て韓国。韓流ブームが下支えとなっているほか、17年に始まった韓国ラーメンの沖縄限定CMの効果も大きいという。沖縄地区税関は「内食需要が続く当分の間、輸入は堅調に推移していく」と見通している。

 家計調査によると、1世帯当たりのめん類への支出額のうち「カップめん・即席めん」が占める割合は全国より沖縄の方が高い。19年は全国38・8%に対し、沖縄は39・3%で、過去も同様の傾向が続いている。沖縄地区税関の担当者は「その中に輸入ラーメンがどれだけ含まれているか分からないが、沖縄は台風時によく売れるという話もあり、備蓄用のニーズがあるのではないか」と分析した。

 一方、輸出は金額ベースで2・6倍の600万円。世界的な新型コロナ感染拡大で海外でも巣ごもり需要が高まり、調理が簡単なインスタントラーメンが好まれている。輸出相手国(地域)は香港とマカオ。日本製は品質の高さから人気が高く、単価の高い県産のご当地ラーメンも輸出されているという。