沖縄県のうるま市石川伊波の県営石川第二団地に、10月から匿名の人物による花の苗の寄付が続いている。「謎の人物」の好意に、同団地自治会の通事美穂子会長は「住民も喜んでおり大変ありがたい。名乗っていただければお礼がしたい」と呼び掛けている。(中部報道部・宮城一彰)

団地内に植えた花を前に「寄付してくれた人にお礼をしたい」と話す通事美穂子さん=11月20日、うるま市・石川第二団地

12月6日に団地内に置かれていた花(手前、通事さん提供)

団地内に植えた花を前に「寄付してくれた人にお礼をしたい」と話す通事美穂子さん=11月20日、うるま市・石川第二団地 12月6日に団地内に置かれていた花(手前、通事さん提供)

 10月下旬の早朝、60~70個の苗ポットが入ったパレットが団地の入り口に置かれているのに住民が気付いた。通事さんらは「誰かが置き忘れたのかな」と様子を見ていたが、数日たっても取りに来る人はなく、花がしおれ始めたので団地内の花壇に植えた。

 するとその数日後に苗が置かれた。それを植えるとまた置かれと、数回繰り返されているという。メッセージなどはないが、通事さんは「寄付してくれている」と感じた。心当たりのある人に尋ねたりしたが、寄付者は不明という。

 苗はマリーゴールドやベゴニア、マーガレットなどで「団地内がきれいになった」と住民も喜んでいるという。同団地は数年前から花壇の整備など環境美化に取り組んでおり、通事さんは「協力してくれているのではないか」と感謝している。