30日午後1時50分ごろ、「本部港の防波堤沖でタグボートらしきものが流されている」と名護海上保安署に通報があった。同保安署が同日午後3時40分、恩納村名嘉真の海岸に船が乗り上げているのを確認した。長さ55メートルのスパット台船「駿河」の後部に、同14メートルの押船「第一駿河」が連結された状態で漂着したものと分かった。

瀬底島南の海域から漂着した船=31日午前10時ごろ、恩納村名嘉真の海岸


 同保安署によると、船は本部町の瀬底島南の海域で無人でアンカーを下ろして停泊していたが、何らかの理由で漂流し、約20キロ離れた海岸に流れ着いた。
 船がさらに流されないように固定する作業を進めており、詳細は調査中だという。けが人はなく、油の流出なども確認されていない。
 28日午後4時、渡久地港などに「強い冬型の気圧配置に伴う注意喚起」が出されていた。31日午前9時ごろ、漂着した船の様子を見ていた50代の男性は「昨日は風もうねりもかなりあった。これだけ大きな船が流されるのはなかなかないのではないか」と驚いた様子だった。