「街歩き好きの君なら、きっと楽しめると思うよ」と知人に本書を勧められたのだが、最初は意味が分からなかった。思えば、幼いころは「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きで、妖怪大図鑑を読み耽(ふけ)り、そのまま枕元に置いて寝るような子供だった。いつしか妖怪や幽霊のことなど、思い浮かべることすらなくなっていた。