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「自覚と責任を持って行動していきたい」 喜友名諒がコロナから回復 稽古では感染対策をさらに強化

2021年1月9日 10:34

 昨年末に新型コロナウイルス陽性と診断された空手形男子の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が8日、療養から復帰した。那覇市の佐久本空手アカデミーで22日ぶりの稽古が行われ、佐久本嗣男会長の下、門下生らと久しぶりに汗を流した。「みんなに迷惑を掛け、県民の方々にも心配を掛けてしまった。より自覚と責任を持って行動していきたい」と決意を語った。(我喜屋あかね)

新型コロナウイルスの感染から完治し、久々の稽古に取り組む喜友名諒(手前)ら劉衛流龍鳳会=那覇市・佐久本空手アカデミー(我喜屋あかね撮影)

 同会は喜友名の陽性が判明した昨年12月18日から稽古を中止し、道場を閉鎖。その後、一緒に稽古していた7選手も陽性と診断され、同30日に県がクラスター(感染者集団)認定した。

 発症から10日たち、症状も治まったことからホテル療養していた喜友名ら8選手の隔離措置が1月2日までに解除された。「第三者にうつすことが一番怖い。念には念を、用心を重ねたかった」(佐久本会長)と8選手は3日、自費でPCR検査を受けて陰性を確認し、さらに日を置いて稽古を再開した。

 昨年末は全日本選手権やナショナルチームの選考会も控え、選手たちの追い込みもピークに達していた。姉弟子で清水那覇龍鳳館館長の清水由佳さんは「練習不足のままでは、形の分解での頸椎(けいつい)損傷などの危険もある。新型コロナの感染リスクとてんびんに掛けるわけではないが、命を懸けてやっていたことを分かってもらえたら」と思いを語った。

 8日の稽古ではこれまで続けてきた朝の検温や道場内の換気のほか、全員がマスクを着用し、感染対策をさらに強化した。佐久本会長は、昨年の全日本選手権で東京五輪代表を確実にしながら敗れた選手たちを引き合いに、「一つ間違えると、とんでもないことになる。思っているほど簡単には勝たせてもらえない」と引き締めさせた。

 東京五輪まで約7カ月に迫る中で、稽古が約20日間休みになった。喜友名は、ホテルや自宅で過ごした療養期間を「自分を見つめ直せた」と振り返る。久々に稽古し、「みんなと一緒にできるありがたさを改めて感じた。続けていけるよう、一人一人行動に責任を持っていければ」と自覚が芽生えた様子だ。

 2021年は五輪や世界選手権がある。喜友名や上村拓也と共に団体形で世界選手権3連覇を狙う金城新は「相手を圧倒して優勝したい」と決意。喜友名は「五輪も世界選手権も全日本選手権も全て優勝する。後輩たちも目標を持ってやっている。チーム全体で全て取りにいきたい」と力を込めた。

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