名護市瀬嵩のウコン工場周辺の畑で5日、国の天然記念物ヒシクイ(カモ科)2羽が飛来しているのが観察できた。全長85センチの大型の渡り鳥。全身が暗褐色でくちばしは黒く、先端にはだいだい色の帯があり、足もだいだい色を帯びている。

同じ渡り鳥のダイサギ(奥)にあいさつ?するヒシクイ=5日、名護市瀬嵩

 2羽は草をむさぼり、同じ渡り鳥のダイサギ(サギ科)に合うと「グヮーグヮー」と声を立ててあいさつしているようだった。

 工場でウコンの選別作業をしていた市シルバー人材センターの平道夫さん(70)は「ウコンを収穫した後の畑をウロウロしていた。草の生えている畑では草を食べていた」と説明した。屋嘉宗栄さん(82)は「見たことのない大きな鳥だよ。羽を広げたらびっくりした」と興奮気味に話した。

 屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さんによると、渡り鳥を観察するときは静かに近づき全身姿は見せない方がよい。ヒシクイは餌があればしばらくとどまる可能性があるという。(玉城学通信員)