沖縄県は11日、新たに41人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は5944人となった。1日当たりの新規感染者が二桁になるのは108日連続。
在沖米軍関係は8人が感染し、累計で761人となった。
県の10日の発表では、新規感染者が74人で、療養者数は544人だった。病床占有率が70・4%となり、県が医療提供体制などを判断する警戒レベル指標の第4段階(感染蔓延(まんえん)期)に達した。第4段階になるのは、昨年12月17日の71・8%以来。
県内の非コロナ病床の占有率も高止まりが続き、県全体で90・4%、中部では98・4%と満床に近い状態だ。県は患者が入院できず、たらい回しされる状態はまだ確認していないとした上で「何かあれば、まずはかかりつけ医に診てもらうなど、日頃の健康管理に気をつけてほしい」としている。
10日発表の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は27・87で全国13番目。最多は東京の83・50人で、全国平均は32・15人だった。