[家族のカタチ ひきこもりの像]

 「『ひきこもり』について知っておきたいこと」と題した、那覇市中央公民館のオンライン講座が好評だ。専門家や支援者、ひきこもり経験者が、ユーチューブ動画を通して、ひきこもる本人の置かれた状況や公的支援などについて語っている。昨年12月15日に配信を開始し2週間で終了予定だったが、大きな反響が寄せられたため、1月18日まで延長を決めた。企画した公民館の社会教育指導員、川間佳子さんは「必要としている多くの人に届いてほしい」と話す。

 講座は全3部。静岡県などでひきこもり支援に携わってきた琉球大学の草野智洋准教授が「ひきこもらざるをえない心」について解説。家族に「『見守る』と『放置する』を混同していないか」と投げかけ、家族だけでも専門相談機関と継続的に関わることの重要性を伝える。県ひきこもり専門支援センター職員による公的支援制度の紹介もある。...